民家とは・・・
一般の方の住まいのことです。
同じように、古民家も一般の方の住まいです。
古民家に住んでいる方の中には「私の家は古民家では無いのでは?」と言う方が多くおられます。
その理由の一つに、古く大きく立派なかまえの家が古民家と思われているようです。
古民家とは、一般の方が住まわれている、「古い家」の事です。
なぜそのような考え方が増えているのでしょうか?
その背景には、骨董品ブームや古民家を使った建築会社の戦略があります。
古民家をブランド化し価値をあげることで、各業者が古民家の工事・解体・リフォーム・新築・リノベーションなどを割高に設定しました。
その為、高いお金を出さなければ直せないなどのイメージができました。
結果的に、古民家を解体し、平均寿命約28年といわれている新築に建替えるのではないのでしょうか。
古民家を見栄えよくする事が目的ではなく昔の良い物を再利用して、
現在の生活環境、家族構成に合わせた住まい造りを提案する事を目的とします。
その際に、産業廃棄物になるような物は出来るだけ使わず、
現在の良い物を取り入れながら、次世代に残していくべきだと考えています。
価格が高く=古民家の保存ではなく、日本古来の良い民家は、安価で健康であれば、自然に保存へとつながっていくのではと思います。